BNIとは
BNIとは、中小企業のビジネスオーナーを中心とする会員組織のことです。日本にも支社があり、「世界最大級のビジネスリファーラル組織」を自称しています。
会員数は12万人以上とされており、自社の業績を改善させたいと考える人々で構成されています。一部の人々に支持される一方、「BNI気持ち悪い」などという口コミもあり、高額の年会費などが槍玉に挙げられることも多いようです。
マーケティングや経営管理に、興味をお持ちの方なら、優秀な人脈をもち有益な情報を手に入れたいと考える人も多いでしょう。そのような考えを持っていると、BNIのような人の繋がりが増えそうなコミュニティは魅力的と感じがちです。
この記事では、ネット上の評判を元にBNIに参加すべきでない6つの理由をまとめました。
1. BNIは年会費が高い
BNIは年会費が高いことで知られています。メンバー一人ひとりから年間15万円を徴収しており、入会するだけでも3万円の入会費がかかります。
また、毎週行われるBNI交流会は参加するのに3千円前後(1万円程度かかることもあるようです)かかります。この会合は参加が義務付けられているため、実質的に月数万円の費用がかかることとなります。
また、メンバー間での会合の際は食事代や出張費などがかかることもあります。そのため、BNIは費用対効果の面で割に合わないと考える人が少なくないようです。
2.BNIは交流会に時間がかかる
BNIは、週ごとに「朝活」として交流会を開いています。一回の会合は2時間程度で、メンバー間での交流の時間を合わせると月に10時間程度の拘束時間が発生することとなります。
交流会に参加しないと除名となることもあるため、毎回必ず参加する人が多いようです。ただでさえ忙しいビジネスオーナーの人は、貴重な時間が勿体無いと感じるかもしれません。
3.BNIはオンラインのビジネスに不向き
BNIは、コンテンツマーケティングなどのデジタルマーケティングには、力を入れない、いわゆる、オフラインの小規模ビジネスをターゲットとした団体です。地元を中心にコツコツとビジネスの輪を広げたいという人に向いていますが、オンラインの事業主などは効果を実感しにくいというデメリットがあります。
ネット上で自社コンテンツのリーチを上昇させたいという場合には、BNIよりもポッドキャストなどを利用した方がいいかもしれません。
4. BNIはニッチの事業者に評判が悪い
BNIは、特定の顧客をターゲットとするニッチな事業の運営者に評判が悪いとされています。これは交流会を通じて同業者に出会うことが少なくリファーラル(紹介)を得るのが難しいためと思われます。
逆に言うと、不動産や保険業などを営んでいる人に向いていると言えるでしょう。多くの人々が利用するサービスを展開している人は、BNIのメリットを実感することができるかもしれません。
人脈の拡大を見込んで、中には、起業の資金集めなど、根底には目的が異なる人が参加することもあるようです。ネガティブな評判を発している人は、こういったケースに直面したことがある人ではないでしょうか?
5.BNIは精神的な負担が大きい
前述したように、BNIは会員に様々な制約を課しています。交流会への参加が義務付けられているほか、欠席・遅刻回数やリファーラル回数なども逐一記録されることとなります。
こうしたことが精神的な負担となり、BNIに誘われたが自主的に脱退せざるを得なくなったという人もいるようです。ストレスを増やしたくないという人は、BNIへの参加を控えた方がいいでしょう。
6.BNIはビジネスを拡大させる仕組みがない
矛盾しているようにも聞こえますが、BNIはビジネスを拡大させる仕組みがありません。これは組織自体がメンバー同士での自主的な交流に焦点を当てているためで、年会費を払ったからといって自動でBNIが何かしてくれると言うことはありません。
「交流会に参加したけど、名刺を交換しただけで終わった」という口コミもあり、BNIは割に合わないと考える人も少なくないようです。
今となっては、SNSマーケティングなど、不特定多数を対象にしたアプローチが主流になる中で、BNIは少し時代遅れな側面もあります。
BNIの評判まとめ
「BNI気持ち悪い」という評判もあると紹介しましたが、BNI自体は真っ当なサービスを提供する普通の組織です。
ただし、年会費や交流会の費用をネックと捉える人が多いようで、BNIはメリットが少ないという口コミが多く見られます。
地元で人気のビジネスを経営しているという人に向いている一方、ネット上で競争力を高めたいという人には評判が悪いというのが現状なようです。
逆に言うと、上記の6つのポイントが気にならないという人は登録を検討してもいいでしょう。そうでないという人は、BBNIから誘われた時点でメンバー間での評判を確認するなどし、メリット・デメリットを吟味した上で慎重な判断を下すようにするといいでしょう。
BNIをご検討の方は、客観的にBNIに対してSWOT分析などで、多角的な観点から分析してみると良いでしょう。