パーレー法は、カジノや競馬などのギャンブルで使えるベッティング法のひとつです。実践が簡単で、ルーレットやバカラはもちろん、幅広いゲームに適用できるのが最大の特徴だと言えます。この記事でパーレー法のメリット・デメリットをおさらいして、実際のギャンブルに活用してみましょう。
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パーレー法とは
パーレー法とは、ココモ法などと並ぶベッティング手法のひとつです。計算が不得意な人でも使えるほか、勝ちを重ねると利益が倍増していくという特徴があります。また、競馬ブックメーカー、パチンコ、カジノなど、幅広いギャンブルに適用できる柔軟性もメリットのひとつだと言えます。
簡単に言うと、パーレー法は勝った時に賭け金を倍増させる手法です。直近の賭け金を2倍するだけでベッティング額を求められるため、計算機などが一切要らない利便性を魅力としています。負けた時に賭け金を倍増させるマーチンゲール法と対をなしているため、俗に逆マーチンゲール法と呼ばれることもあります。
「パーレー法最強」とか「パーレー法勝てない」という意見を耳にすることもあるかと思いますが、パーレー法はベッティング額を求める手法ですので、ギャンブルの勝率を上げることはできません。しかし、効果的な資金運用ができるため、リスクマネジメントを行いたいというという時に特に有用です。
また、連勝すると勝ち金が倍増していくというメリットもあります。一攫千金のスリルを味わえるため、ギャンブルの楽しみを倍増させたいという人にはぴったりだと言えるでしょう。反面、一度負けると勝ち金がすべて無くなってしまうというデメリットもあります。
連敗時は損失が緩やかなため、安心感のある方法だとも言えるでしょう。一定額を失うか、プラスマイナスゼロに終わるか、大勝するかという3つの内いずれかの結果に終わることが確定しているため、資金計画の立てやすさでは最も優れたベッティング手法だとも言えます。
パーレー法の特徴
パーレー法の特徴について、箇条書きにしてまとめてみました。
- 勝利時は次の賭け金が2倍に増える
- 連勝するとリターンが大きい
- 一度負けると、それまでの勝ち分をすべて失う
- 幅広いゲームで使うことができる
- 計算が簡単で、実践しやすい
- 最終成績が予測しやすい
- 資金管理がやりやすい
パーレー法 使い方
パーレー法は、オンラインルーレットやバカラはもちろん、様々なギャンブルで用いることができます。ただし、2倍配当（勝率1/2）のゲームで真価を発揮しますので、パーレー法を実践する時は勝率が50%のゲーム（ルーレットの赤にかけるなど）で遊ぶようにすると良いでしょう。
パーレー法の使い方は簡単で、勝った時に賭け金を2倍にするだけで使えます。例えば、5ドルを賭けて勝った場合、次の賭け金は10ドルとなります。逆に、賭けに負けた時は賭け金を最初の賭け金と同額に戻します。最初のベッティングのみ、任意の額を賭けることとなります。
どのような額で始めるかは自由ですが、最低額から始めると良いでしょう。これは、パーレー法を用いると開始額に関わらず大きな勝ち金が見込めるためです。また、「最初の賭け金 = 負けた時の損失額」が確定しているため、最初の賭け金が小さければ小さいほど負けるペースが緩やかとなります。
そのため、ひとつのゲームを長く遊びたいという人は特に、1ドル程度の小さな額から始めるのがおすすめです。パーレー法の使い方は以上ですが、次の項目ではシミュレーションでパーレー法メリットとデメリットを確認していきます。
パーレー法 実践型シミュレーション
ルーレットとバカラを例にとって、パーレー法シミュレーションを行なっていきます。最初のベッティング金額は1ドルで、配当は常に2倍としました。バカラではパーレー法を改良して「引き分け時は賭け金を据え置く（再度同じ額を賭ける）」としました。
ルーレット
| ベット回数 | 賭け金（ドル） | 賭け金計算式 | 結果 | 累計損益（ドル） |
| 1 | 1 | 初期額=1 | 勝ち | 2 |
| 2 | 2 | 1×2 | 勝ち | 6 |
| 3 | 4 | 2×2 | 負け | 2 |
| 4 | 1 | 初期額=1 | 負け | 1 |
| 5 | 1 | 初期額=1 | 負け | 0 |
| 6 | 1 | 初期額=1 | 負け | -1 |
| 7 | 1 | 初期額=1 | 勝ち | 1 |
| 8 | 2 | 1×2 | 負け | -1 |
| 9 | 1 | 初期額=1 | 勝ち | 1 |
| 10 | 2 | 1×2 | 勝ち | 5 |
| 11 | 4 | 2×2 | 勝ち | 13 |
| 12 | 8 | 4×2 | 勝ち | 29 |
| 13 | 16 | 8×2 | 勝ち | 61 |
ルーレットでパーレー法シミュレーションを行なったところ、最終成績は61ドルのプラスで、勝率は約38%（5勝8敗）となりました。途中4連敗しているのにも関わらず、累計損失が僅か-1ドルに留まっているのは注目に値するでしょう。
連敗時の損失が緩やかなのに対して、連勝時はリターンが大きいことも分かります。最後の5連勝では合計で62ドルの勝ち金を獲得しており、これは「パーレー法最強」を裏付ける結果とも言えるでしょう。ただし、もう一度賭けを行なって負けた場合、賭け金として32ドルを失うこととなりますので、引き際が肝心ということに変わりはありません。
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バカラ
| ベット回数 | 賭け金（ドル） | 賭け金計算式 | 結果 | 累計損益（ドル） |
| 1 | 1 | 初期額=1 | 負け | -1 |
| 2 | 1 | 初期額=1 | 負け | -2 |
| 3 | 1 | 前回と同額 | 引き分け | -2 |
| 4 | 1 | 初期額=1 | 勝ち | 0 |
| 5 | 2 | 1×2 | 負け | -2 |
| 6 | 1 | 初期額=1 | 負け | -3 |
| 7 | 1 | 初期額=1 | 勝ち | -1 |
| 8 | 2 | 1×2 | 勝ち | 3 |
| 9 | 4 | 2×2 | 負け | -1 |
| 10 | 1 | 初期額=1 | 勝ち | 1 |
| 11 | 2 | 1×2 | 勝ち | 5 |
| 12 | 4 | 2×2 | 引き分け | 5 |
| 13 | 4 | 前回と同額 | 勝ち | 13 |
バカラでパーレー法シミュレーションを行なったところ、最終成績は13ドルのプラスで、勝率は約46%（6勝5敗2分）となりました。ルーレットと同様、バカラでも損失が緩やかな点が際立っています。
パーレー法 メリット・デメリット
パーレー法メリット・デメリットを表にしてまとめてみました。
メリット
- 勝てば勝つほどリターンが大きくなる
- 連敗が続いても損失が緩やか
- 事前の損失計算が可能
- 計算が簡単
- 多くのゲームに適用可能
- ひとつのゲームを長く遊べる
- ギャンブル依存症にある程度の耐性がある
デメリット
- 連勝後の負けは大負けとなる
- 1回の勝ちでは大きな利益が出ない
- 勝ち負けを繰り返していると、ゲーム時間が長くなる
- ゲーム時間が長くなることがある
- 勝率に影響することはない
パーレー法は勝てない？やめ時は？
「パーレー法勝てない」というのはある意味で正しく、パーレー法を使ったからといってカジノゲームに勝ちやすくなるということはありません。基本的に、勝率を上げられるようなベッティング方法は存在しないと考えた方が良いでしょう。
パーレー法は、連敗時の負け額が確定している手法です。そのため、ギャンブルを遊ぶ前に目安となる「やめ時」を決めておくことができます。例えば、最初の賭け額が20ドルで、100ドル以上負けなくないという時のことを考えてみます。この場合、累積損益が-80を下回った場合、賭けを自動的に終了することができます。
これは、パーレー法では最初の賭け額が最低賭け額となるためで、前述の場合に負けてしまうと100ドル以上の負けが確定してしまうためです。まだよくわからないという人は、自分でパーレー法シミュレーションを行なってみても良いでしょう。
それでも「パーレー法だと勝てない」という人は、別のベット方法を試してみるのも手です。モンテカルロ法など、パーレー法とはまったく異なる効果を持つ手法もたくさんあります。また、引き分け時のルールを追加するなど、パーレー法は改良の余地があるのも魅力です。「パーレー法最強」と言わずに、しつこく改良を続けていくのも面白味のひとつかもしれません。
パーレー法のまとめ
パーレー法は、勝てないと言われることの多いカジノゲームで威力を発揮する方法です。総じてメリットが多いパーレー法ですが、地道すぎると感じる人もいるかもしれません。積極的に大当たりを狙っていきたい人にとってはやや物足りない一方で、損失を抑えて着実に勝ちを積み重ねていくスタイルが好きな人には一番の方法だと言えるでしょう。
パーレー法を実践してみたいという人は、ぜひ仮想通貨ギャンブルサイトやハイローラーカジノで試してみてください。また、フリースピンを使って無料でルーレットを遊ぶという方法もあります。おすすめの海外オンラインカジノをまとめた記事もありますので、そちらも合わせてご覧ください。