ギャンブルで使える実践的なテクニックの中でも、ココモ法は「一回の勝ちでこれまでの負けを帳消しにできる」「連敗が続くほど利益が大きくなる」という特徴が魅力的な手法です。
この記事では、そんなココモ法のやり方、シミュレーション、メリット・デメリットをまとめて紹介するほか、「ココモ法勝てない」という噂の真相にも迫ります。ぜひ最後まで読んで、オンラインギャンブルなどで遊ぶ際に役立ててみてください。
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ココモ法とは
ココモ法とは、オンラインカジノなどで使える実践的なテクニックのひとつです。やり方は非常に簡単ですが、メリットとデメリットの両方が混在する手法ですので、実際に用いる際には事前に仕組みをよく理解しておく必要があります。
一言で表すと、ココモ法は「一発逆転が狙える」手法だといえます。そのため、「着実に勝ちを積み重ねる」モンテカルロ法などと異なり、何度か賭けに負けているという前提が必要となります。その代わり、一度の勝ち額は大きくなる傾向があり、まさに大当たりを当てている感覚が味わえる手法でもあります。
後の項目でやり方を詳しく説明しますが、ココモ法実践は簡単というメリットもあります。特に計算機などを用いる必要もないため、初心者の人や暗算が苦手という人でも使いやすいのが特徴です。デメリットも相応に大きいため、ココモ法は多数の改良法が存在することでも知られています。
ココモ法が使えるゲームは限られており、3倍配当のゲームでしか用いることができません。ライブカジノなどでは2倍配当のゲームが多いため、対象範囲の狭さはココモ法デメリットのひとつと言えるでしょう。逆に、ルーレット(カラムやダズン)などを中心に遊ぶという人には最適だとも言えます。
ココモ法の特徴
前述のように、ココモ法は「実践しやすいが、やや扱うのが難しい」手法だと言えるでしょう。特に、負けが続くと負債が膨らみやすいというデメリットが大きいと言えます。損失を取り戻そうとしてプレイに歯止めがかからないこともあり得るため、ギャンブル依存症に悩む人は使用しない方がいいかもしれません。
逆に、豊富な資金の用意があるという人は、より緊迫したカジノプレイを楽しむことができます。節度を持ってプレイできるという人ならば、ココモ法で大勝する感覚が病みつきになるかもしれません。
また、負け続けるのが怖いという人は、ココモ法最大連敗数を把握しておくと良いでしょう。最大連敗数については、後の項目でも詳しく説明していきます。
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ココモ法 やり方
ココモ法やり方は至って簡単で、基本的には「直近2回の賭け金を足していく」ことで賭け金を決定していきます。具体的な流れは以下のとおりとなります。
- 3倍配当のゲームを選択する
- 最初の賭け金を決定する
- 勝ち負けに応じて次の賭け金を決定する
前提条件として、ココモ法は3倍配当のゲームにしか用いることができません。そのため、ルーレットのカラムベットやダズンベットなどで使用することになるでしょう。その他のゲームでも、配当が3倍(勝率1/3)であれば適用が可能です。
ゲーム開始時の賭け金は、任意の額を用いることができます。ただし、負けが重なると賭け金が大きくなっていくため、最小額から始めると良いでしょう。最初の賭けに負けたら、同じ賭け金で再度ゲームをプレイします。さらに負けて二連敗となった場合、直近2回の賭け金を合算した値を新たな賭け金とします。
例えば、初回と2回目の賭け金が1ドルの場合、3回目の賭け金は{1 + 1 = 2ドル}となります。同様に、3回目の賭けに負けた場合、4回目の賭け金は{1 + 2 = 3ドル}となります。5回目は5ドル、6回目は8ドルと、負けるたびに賭け金が大きくなっていくのが特徴です。この計算式をまとめると、以下のようになります。
賭け金 = 直近2回の賭け金の和
賭けに勝った場合、最初に戻って再度任意の賭け金を設定します。ココモ法のやり方は以上となりますが、その効果を知りたいという人は、次のココモ法シミュレーションを見てみてください。
ココモ法 実践型シミュレーション
ここでは、ココモ法の実践シミュレーションを行なっていきます。対象ゲームはルーレットで、3倍配当が狙えるカラムベット(横3列の内の1列に賭ける方法)あるいはダズンベット(1〜12、13〜24、25〜36のいずれかに賭ける方法)を行ったと仮定します。最初の賭け金は1ドルとしました。
ルーレット
試行回数 | 賭け金 | 結果 | 総合成績 |
1 | 1 | 負け | -1 |
2 | 1 | 負け | -2 |
3 | 2 | 負け | -4 |
4 | 3 | 勝ち | +8 |
5 | 1 | 負け | +7 |
6 | 1 | 負け | +6 |
7 | 2 | 負け | +4 |
8 | 3 | 負け | +1 |
9 | 5 | 負け | -4 |
10 | 8 | 負け | -12 |
11 | 13 | 勝ち | +27 |
12 | 1 | 負け | +26 |
13 | 1 | 負け | +25 |
14 | 2 | 負け | +23 |
15 | 3 | 勝ち | +32 |
ココモ法のシミュレーションを行ったところ、15回賭けたところで最終結果は32ドルのプラスとなりました。勝率は20%で、理論(1/3=33.3%)を下回っています。途中、5〜10回目で負けが重なる結果となりましたが、11回目の大当たりで12ドルの負けが27の勝ちに転じているのが分かるかと思います。
ココモ法は「勝った時のリターンが大きい」ことが特徴ですが、今回のシミュレーションもこのことを裏付けています。また、賭け金が1、2、3、5、8、13と、指数関数的に増加していくことも確認できました。このことから、運の悪い時はココモ法により手元のお金がすぐになくなってしまうということもあり得るでしょう。
バカラ
バカラは3倍配当がないため、ココモ法を用いることはできません。2倍配当のゲームなどにココモ法を用いても「勝てない」ということになりますので、実際にカジノゲームで試す際は事前に配当率を確認するようにしましょう。
ココモ法 メリット・デメリット
ココモ法には数多くのメリット・デメリットがあります。ココモ法メリットとして挙げられることが多いのは「当たりが大きい」ということで、他人に大当たりを自慢したい時などにもってこいだと言えるでしょう。このことは「賭け金が大きくなる」ことも意味しており、ゲーム間の間隔が短い場合はあっという間に資金が尽きてしまうこともあり得ます。
計算が簡単ということは大きなメリットで、他の手法が用いられなくてもココモ法が使えるという場面も良くあるでしょう。例えば、実際のカジノなどはゲームに応じて計算器の持ち込みを禁止しているところがほとんどです。ココモ法は暗算可能なテクニックですので、こうした場合でも問題なく使えるのは心強いですね。
また、ココモ法は改良の余地があるのも特徴だと言えます。次の項目で説明する最大連敗を事前に計算しておくなど、デメリットを補うような改良を施すことで、より上手に運用できることもあるでしょう。
ココモ法 最大連敗とは
ココモ法最大連敗とは、ココモ法を用いた時の理論上の最大連敗回数のことを言います。ココモ法が適用できる3倍配当のゲームでは2/3の確率で賭けに負けることとなりますので、連続して負ける確率は回を追うごとに低くなっていきます。これを表にして表すと、以下のようになります。
試行回数 | 負ける確率(%) | 勝つ確率(%) | 賭け金(ドル) | 累計損失(ドル) |
1 | 66.7% | 33.3% | 1 | 1 |
2 | 44.44% | 55.56% | 1 | 2 |
3 | 29.65% | 70.35% | 2 | 4 |
4 | 19.75% | 80.25% | 3 | 7 |
5 | 13.17% | 86.83% | 5 | 12 |
6 | 8.78% | 91.22% | 8 | 20 |
7 | 5.85% | 94.15% | 13 | 33 |
さらに賭けを続けていくと、12回目で負ける確率は0.75%となり、勝率は99.25%まで上昇します。負ける確率が0になることはありませんが、数字上、12回以上連続して負けることはまずないと考えていいでしょう。仮に11回連続して負けたとすると、その時点での累計損失は232ドルとなります。
つまり、最初の賭け金を1ドルとした場合、ココモ法で232ドル以上負けるのは稀だということができます。もちろん、実際のカジノゲームでは計算どおりにいかないことが常ですが、目安の損失額を把握しておくと役立つこともあるでしょう。
また、自分の資金をもとに「何回まで連敗できるか」を前もって計算しておくのも有効です。例えば、50ドル以上負けられないという時は、7回連敗した時点で賭けを終了するのが得策です。これは、8回目連続して負けると累計損失が54ドルとなるためです。
ココモ法のまとめ
今回は、ココモ法のやり方やデメリット・メリットを解説しました。ココモ法は実践こそ簡単ですが、使いこなすのは少し難しい攻略法だと言えます。また、バカラなどの3倍配当を持たないゲームには適用できないという欠点もありますので、使う際には注意が必要なテクニックだと言えるでしょう。
その一方で、ココモ法改良することで使いやすくすることもできるほか、脳内シミュレーションがやりやすいという利点もあります。いずれにせよ、ルーレットなどを中心に遊ぶ方は覚えておいて損はないでしょう。ただし、勝率に影響するような理論ではありませんので、利益と結びつけて考えることのないよう注意が必要です。
この記事の他にも、パーレー法やマーチンゲール法など、ギャンブル理論を解説した記事もあります。気になる方は、そちらも合わせてご覧ください。