仮想通貨(暗号資産)の取引に欠かせないDexTools。DexToolsはトレーダーならぜひ使いたいツールですが、使い方や買い方を知らないという人も多いはず。この記事では、Dextoolsの使い方や特徴をまとめて紹介します。
DexToolsとは?
DexToolsとは、DEXに上場中の仮想通貨を比較できるサービスです。DEXとは、Decentralized Exchangesの略称で仲介する企業がいない分散型取引所を指します。DEXはユーザー同士が直接仮想通貨を取引できるブロックチェーン上の取引所になります。
DexToolsはアプリとウェブサイトの両方が利用可能で、チャート分析や価格表といった機能があります。
最新情報を常に参照できるのが最大の利点で、上場後間もないトークンでも詳細情報が参照できます。いわゆるデータ集計(アグリゲーション)型のサービスですが、仮想通貨ウォレットを接続することでトークンのスワップも可能です。
DEXTの過去1年の価格チャート(出典:CoinMarketCap)
また、独自トークンDEXTも発行しています。DEXTはDexToolsの有料プラン利用に必要なコインで、1000個以上保有するとスタンダートプラン、10万個以上保有するとプレミアムプランが利用可能になります。
有料プラン加入者は、高度な取引機能(アラート機能など)が利用可能です。PancakeSwapやUniswapなどの大手DEXで入手できるほか、爆上げの仮想通貨としても知られています。2023年のDEXT価格は右肩上がりに成長しており、12月14日には過去最高値の108.45円を記録しました。
取引補助機能と投資が同時に利用できることから、ユーティリティトークンの代名詞とも言えます。以下にDexTools(DEXT)のポイントをまとめてみました。
- 仮想通貨の価格チャート
- 各銘柄の詳細情報が確認できる
- トークンのスワップが可能
- ウォレットを特定して追跡できる
- 独自トークンは価格が好調
- 無料で使える
- 有料版はDEXT保有者のみが使える
DexToolsの使い方
DexToolsの使い方を、前半と後半に分けて紹介します。特に難しいということはありませんが、英語ベースのソフトですので翻訳機能などを使うとより簡単かもしれません。
ステップ1:ウォレットを接続する
Dextoolsを使うには、まず手持ちの仮想通貨ウォレットを接続する必要があります。Dex Toolsのウェブサイトに行き、右上の[Connect]ボタンを押してウォレットを接続しましょう。
そうすると[User Account]というページが開きますので、Step1の[Connect]をクリックします。
次に表示される画面で手元にあるウォレットを選択し、ウォレットのポップアップ画面から署名を進めると接続が完了します。
ステップ2:DEXTboardで詳細情報を確認
おすすめ仮想通貨の詳細情報を確認するには、DEXTboard上に表示されるランキングを利用します。ホームページ左上のホームアイコンをクリックしてDEXTboardを開いてみましょう。
この画面で参照できる情報は以下のとおりです。
- Daily gainers・・・過去24時間以内に最も価格が上昇したトークンのランキング
- Daily losers・・・過去24時間以内に最も値下がりしたトークンのランキング(1位が最も値下げ幅が大きい)
- Recently updated socials・・・最近投稿があった公式SNSアカウントの一覧
- Hot pairs・・・過去24時間以内に最もアクセスの多かったトークンペアのランキング
さらに下に行くと、仮想通貨の一覧を詳細情報付きで閲覧できます。フィルターや並び替え機能もありますので、好みの条件でトークンを絞り込むことが可能です。
また、各トークンペアをクリックすることでトークンの詳細情報を閲覧できます。現在の価格やチャートはもちろんのこと、右下から銘柄の信頼度を表すDEXTscoreという指標も利用可能です。
また、左上の通貨アイコンと通貨名(デフォルトではイーサリアムに設定されています)をクリックすると、チェーンを変更できます。変更後は移動先のページすべてが変更したチェーンに基づいて表示されますので、DexToolsを使う時は最初に使用するチェーンを選択すると良いでしょう。
DexToolsアプリの主な機能
ここからは、DexToolsの各種機能を紹介していきます。機能を利用するには、左側のタブにカーソルを合わせて機能名をクリックします。
Pair Explorer
ステップ2で紹介したトークンペアの詳細情報ページ。検索欄にトークン名を入力すると、好きなトークンを表示できます。
Live New Pairs
仮想通貨の上場予定一覧など、発表されたばかりの最新プロジェクトを確認できます。デフォルトでは上場からの経過時間でソートされており、数分ごとに新しいトークンが上場される様子を見ることができます。
Big Swap Explorer
大口取引を確認できるページです。売り注文・買い注文の両方に対応しており、ドル換算額や交換ペアを参照できます。
Multi Chart
複数の通貨のチャートを表示して比較できるページです。最大10個まで同時に表示できるほか、クリック&ドラッグすることで図の位置を調整することもできます。箱ひげ図などやテキストマーカーなど、多種多様な機能が利用可能です。
Multi Swap
複数の仮想通貨をまとめてスワップできる機能です。使う機会は少ないかもしれませんが、何個でも同時交換できるため仮想通貨の投資に有用です。
Stats
DextStatsとも呼ばれ、選択チェーン上のDEX取引所を一覧で比較できる機能です。例えば、バイナンス・スマートチェーンを選択した場合、ApeswapやBiswapなどを選択することができます。選択後のランキングでは、各仮想通貨取引所で価格が上昇している銘柄を参照できます。
Products
このページでは、各種SNSアカウントやアプリのダウンロードリンクを確認できます。
- Price Bot・・・Telegram上の価格通知ボットへのリンクです。
- New Pairs Bot・・・こちらも同様、Telegramの価格通知ボットに飛べます。
- iOS APP・・・iPhone用DexToolsアプリのダウンロードリンクです。
- Android APP・・・Andorid用DexToolsアプリのダウンロードリンクです。
- Embedded chart:DEX ToolsのGitHubページです。
- Embedded Dex aggregator:DEXTswap というアグリゲーターウィジェットのGitHubページです。
- API Portal・・・APIエンドポイントの商品カタログページです。無料〜月々799ドルまでのプランがあり、自分でサブスクリプションをカスタムすることもできます。
DexToolsアプリの追加機能
DexToolsには、「Extra」と名付けられた拡張機能もあります。機能一覧を以下にまとめました。
- Simulator
- Challenge
- DEXTswap
- Burn
Simulator
最近追加されたSimulatorは、ウォレットを接続しないと使えない限定機能です。仮想通貨の次に流行るものを高確度で予測するツールとされており、実際に資産を担保することなく将来の投資予測を行うことができます。最初に架空のトークンU$DEXTが10,000トークン(単価1ドル)割り当てられますので、それを消費して投資シミュレーションを行います。
Challenge
Challengeも最近になって追加された機能で、価値のない架空のトークンをスワップして取引利益を競う競技です。参加にはウォレットの接続が必要で、ランキング上位の人には一定期間ごとに報酬が与えられます。
DEXTswap
投資を容易にする取引所アグリゲーター(集計機)です。数あるDEX(分散型取引所)一覧の中から最良のものを自動で見つけてくれるため、取引所を比較する手間が省けるという利点があります。
Burn
DEXTトークンのバーン状況を把握するためのツールです。バーンとは意図的なトークンの廃棄(焼却)のことで、流通量を制御して価格を安定させるために行われます。DEXToolsのBurnページでは、以下の項目が確認できます。
- Daily Burn・・・日ごとのDEXTトークンバーン量
- Circulating Supply・・・DEXTトークンの流通量
- Burn Last 24H・・・過去24時間にバーンされたDEXTトークン量
- Burn Last 7 Days・・・過去1週間にバーンされたDEXTトークン量
また、上記以外にもDEXTトークン保有者数、ウォレット内に存在するDEXTトークン数、1年後の予想価格などを参照できます。DEXTトークンを持っている人はぜひ使ってみてください。
DEXTools Academy
DexTools Academyは、DexToolsの公式YouTubeチャンネルです。DeFiやWeb3関係の動画を配信しており、生配信もあります。仮想通貨の管理方法やUniswapの始め方、エアドロップに関する最新情報など、様々なコンテンツがあるのが特徴です。
- フォロワー数・・・3万人以上
- 投稿動画数・・・156本
- 最も視聴回数が多い動画・・・”How to use DEXTools.io(DEXToolsの使い方)”、再生回数10万回以上
※数字は2023年12月14日時点
公開動画はすべて英語のため、英語が苦手な人には敷居が少し高いかもしれません。幸い、YouTubeには自動翻訳機能がありますので、オンにすると日本語字幕付きで視聴できます。
おすすめはパネルディスカッションのシリーズで、DeFi関係者による白熱の議論が楽しめます。その他にも、メタバース銘柄の紹介動画や、金融企業CEOなどとの1対1インタビューなど、他のチャンネルではなかなか見れない濃い内容のコンテンツが盛り沢山となっています。
DexToolsおすすめの仮想通貨一覧
DexToolsの使い方を解説したところで、最新の分析ツールがおすすめする仮想通貨を見ていきます。2024年も将来性に溢れる新プロジェクトが目白押しとなっていますが、その中でもSponge V2とMeme Kombatは、今年の業界を定義する2大銘柄となりそうです。
Sponge V2 (SPONGEV2)
Sponge V2(SPONGEV2)は、DexToolsが現在最も注目するミーム系仮想通貨です。2023年に100倍成長を見せたスポンジトークン(V1)の後継トークンで、V1をブリッジするかクレカ、ETH、USDTなどで購入することができます。
プレセールが大好評開催中で、すでに530万ドル以上を調達しています。2023年末にリリースされたトークンとしては異例の売れ行きで、1月19日には約4000%という桁違いの価格上昇率を記録しました。
単なる投資専用の通貨ではなく、Play to Earn仮想通貨でもあります。ステーキングから高額な報酬がもらえるのはもちろん、ゲームを遊ぶだけでリウォードが獲得できるのが売りです。DexToolsでも価格上昇が取り上げられており、現在の価格は0.001001ドルに設定されています。
トークン名 |
SPONGEV2 |
提供価格* |
0.001001ドル |
APY* |
300% |
購入方法 |
カード、USDT、ETH、SPONGE |
累計調達額* |
5,383,523,716ドル |
*2024年1月19日時点
クリプトアセットはボラティリティの高い非規制の投資商品です。
Meme Kombat (MK)
Meme Kombat(MK)は、P2E系のDexToolsおすすめ仮想通貨です。ミーム界の人気キャラで競い合う「バトルアリーナ」を展開する予定で、投資とゲームプレイが同時に遊べるのを売りとしています。
上記の使い方の他にも、試合結果にベッティングするというオンラインカジノさながらの使い方ができます。柔軟な運用ができる他、高い年間利益率(現時点で133%)を利用して継続的に受動収入を獲得できます。
将来的にはメタバース暗号資産になる可能性もあり、MKトークン保有者は9500人を突破する人気ぶりとなっています。DEX(中央集権型取引所)上場用として総トークンの10%が取り置かれており、DexToolsデビューも刻一刻と迫っています。
トークン名 |
MK |
提供価格* |
0.279ドル |
APY |
133% |
購入方法 |
カード、USDT、ETH |
累計調達額* |
7,107,693.55ドル |
*2024年1月19日時点
クリプトアセットはボラティリティの高い非規制の投資商品です。
まとめ
DEXToolsの使い方を紹介しました。複雑そうで簡単に使えるツールですので、新しい仮想通貨を探している人はぜひ使ってみてください。また、ネイティブトークンのDEXTは値上がり通貨ですので、今勢いがある資産に投資したいという人は検討の価値があるでしょう。
DEXToolsにはDEXT専用の分析ページもあり、アグリゲーター機能などと組み合わせれば更にお得に取引できます。速度勝負の暗号資産市場において、DEXToolsがあるかどうかは死活問題とも言えるでしょう。
DEXTools Academyの存在からも分かる通り、DEXToolsは単なるツールを超えた存在です。仮想通貨コミュニティでは頻繁に話題にのぼりますので、知っておくと話題について行きやすいという利点もあります。
無料で使えますので、気になる人はいますぐ使ってみてください。また、他に仮想通貨アプリを探しているという場合は別記事の方もご覧ください。