お金を管理するために、レシートを貯めて家計簿を取る人は多いですよね。しかし、「誤ってレシートを捨ててしまった」「溜まりすぎたレシートを整理したい」という悩みを持つ人も少なくないでしょう。
そんな悩みを解決するツールが、レシートアプリです。また、レシートのデータを企業に共有することで、お金を稼ぐこともできます。一方で、レシートデータを外部に提出することに危険性はないのでしょうか。本記事では、レシートアプリの基本情報からその危険性、さらにはおすすめアプリを徹底解説していきます。
レシートアプリとは
レシートアプリとは、購入した商品のレシートをスキャンまたは撮影して、デジタルデータとして保存や管理するためのアプリケーションです。
ユーザーは、手持ちのレシートをアプリを使って簡単に撮影するだけで、購入した商品やその価格、購入日などの情報がデジタル化できます。
特に家計簿機能が付属しているレシートアプリでは、撮影したデータを基に支出の履歴や分析を自動で行い、日々の支出管理や家計の見直しを助けてくれます。これにより、紙のレシートを一つ一つ手入力で家計簿に記載する手間が省け、効率的に家計管理を行うことができます。
さらに、レシートのデータを企業やアプリ会社に提出することで、ポイントを獲得できます。そして、獲得したポイントで実際に買い物することが可能です。
レシートアプリのポイントの仕組みは?
レシートアプリは、ユーザーが買い物やサービスの利用後に受け取ったレシートをアプリ内のカメラ機能を使用して撮影・アップロードすることで、ポイントやクーポンを獲得できるサービスを提供しています。
一方で、アプリを提供する企業は、アップロードされたレシートデータをもとに、ユーザーの購入傾向や消費行動を分析可能に。そして、これらのデータは顧客ロイヤリティを高めるため、あるいはブランド戦略再考のためのマーケティング手段として利用されます。
このようなからくりを通じて、ユーザー側は普段のショッピングを通じてポイントを得ることができ、企業側はレシートを買取ることで貴重な消費者データを収集できるという、双方に対して利点がもたらされています。
要点
ユーザー側:ポイントやクーポンを獲得できる
企業側:ユーザーの購入傾向や消費行動を分析できる
レシートアプリの危険性は?
レシートアプリは家計簿の管理ができるだけでなく、ポイントも稼げるメリットの大きいツールです。しかし、レシートデータを企業に送ることに、危険性はないでしょうか。
結論、レシートアプリにおいて企業にデータを共有することは、安全であるといえます。
その理由として、名前や住所などの個人情報部分は「匿名」の状態で企業にレシートデータが送信されるからです。そのため、企業側はあくまでユーザーの消費傾向を分析するだけであり、個人情報を知ることはできません。
ただし、利用者はプライバシーの保護やデータ利用の許諾など、利用条件をよく確認することが大切です。
レシートアプリを選ぶポイント
レシートアプリを選ぶ際のポイントはいくつかあります。以下に主要なポイントを参考に、自分のライフスタイルやニーズに合ったレシートアプリを選びましょう。
ポイント還元率
アプリごとにポイント還元率は異なります。高い還元率を提供するアプリを選ぶことで、同じレシートでより多くのポイントを獲得できます。
ポイント対応店舗の数と種類
稼いだポイントが使える店舗や種類は、アプリによって異なります。利用頻度が高い店舗や、日常的に利用する店舗が対象か確認しておきましょう。
シンプルなUI/UX
日常的に家計簿を取るならば、パッと使えるかどうかが重要ですよね。そのため、直感的な操作で、入力作業が少なくて済むアプリを選びましょう。
ポイント利用の柔軟性
獲得したポイントをどのように利用できるかも、見ておくべきポイントです。キャッシュバック、ギフトカード、商品と交換できるなど、利用方法が多様であることが望ましいでしょう。
データセキュリティ
レシートアプリは基本的には安全に運営されています。しかし、基幹システムが個人情報の安全性を確保しているか、アプリがどのようにユーザーデータを取り扱い、保護しているかを確認することは重要です。
2023年のおすすめレシートアプリ
レシートアプリによって、使い勝手やポイント還元率がさまざま。そこで、当サイトでは2023年のおすすめレシートアプリを厳選しました。
- ONE -ONEモールでのショッピングで購入金額の最大12%分を還元
- CODE – レシートのスキャンで支出をカレンダーやグラフに自動集計
- recemaru – 18種類のカスタマイズデザインで家計簿をアレンジ
- マネーフォワード ME – 複数口座情報の一元管理で収支改善
- クラシルリワード – 日常の多彩なアクティビティがポイントに変身
無料で使えるおすすめレシートアプリ
手軽に、そしてお得に活用できるおすすめレシートアプリについて、特徴や魅力を解説していきます。
ONE
ONEでは、毎日の買い物で手に入れたレシートや明細書を撮影してアップロードすることで、現金に交換できるポイントを獲得できます。そのため、買い物をしたレシートを使ったポイント活動(ポイ活)に興味がある人や、お小遣い稼ぎをしたい人などにおすすめです。
具体的には、現在レシートの画像を1円〜400円にて買取を実施しています。さらに、オリジナルのECモールである「ONEモール」にてオンラインショッピングをお得に楽しむことができ、ONE経由で商品を購入すると、購入金額の最大12%分を還元してもらえます。
なお、貯まったポイントはコンビニで使用できるチケット、他サービスで利用できるポイント、または銀行口座に直接出金することができます。そのため、ONEは日常生活の多様なシーンで活用可能です。
ONEの特徴
- レシートの画像を現在1円〜400円で買取
- ECサイトの買い物で購入金額の最大12%をポイント還元
- コンビニで使用できるチケットに交換可能
- ポイントを銀行口座に直接出金可能
CODE
楽しみながら家計簿を整理できるレシートアプリCODE。毎日の買い物で得たレシートと商品のバーコードをスキャンするだけで、支出がカレンダーやグラフに自動集計されます。スキャンしたレシートは保存されるため、過去の買い物履歴も確認可能です。
さらに、商品バーコードをスキャンすると、他のユーザーからの商品評価や口コミを見ることができ、高評価の商品や売れ筋商品も分かります。この機能により「本当に良い商品」だけを購入できるようになるため、無駄な支出も減るでしょう。
また、CODEではオリジナルのゲームを多数提供。たとえば「クエスト」機能では、特定の商品を購入しアンケートに答えることで追加ポイントがもらえます。さらに、「ラッキーエッグ」懸賞では、商品評価や口コミ、パッケージ撮影などで獲得したCODEコインを使い、豪華賞品が当たる抽選に応募できます。
CODEカレンダーの特徴
- 自動家計簿機能で日々の支出を把握
- 過去の購入履歴を閲覧可能
- 商品のバーコードで、商品の評価や口コミを確認可能
- 多彩なゲーム要素で追加ポイント獲得
recemaru
使い勝手の良い、スタイリッシュなレシートアプリとして登場したrecemaru。
レシートをカメラで撮影するだけで即座にデータが自動入力され、追加入力や編集も直感的な操作で行えます。さらに、ローソンをはじめとした店舗で購入した場合、購入情報は自動でアプリに転送できます。
加えて、個性的な18種類のカスタマイズデザインが用意されているため、好みに合わせたオリジナル家計簿を作ることが可能です。
また、月々の支出予算の設定機能や、各費用項目ごとの支出状況を視覚化するグラフ機能を搭載。これにより、不要な支出をコントロールすることができるでしょう。
他にも、重要な口座情報やクレジットカードの登録は不要で、基本的な会員登録だけで使用できることも特徴です。
recemaruの特徴
- レシート撮影による瞬時の自動データ入力
- 一部店舗での購入情報自動連携
- 個性豊かな家計簿デザインオプション
- 視覚的な支出管理機能
マネーフォワード ME
お金の流れを把握し、収支改善に努めたい人はマネーフォワード MEが効果的です。
まず、データ入力はレシートを撮影するだけで完了するため、無理なく家計簿の継続利用ができるようになるでしょう。
そして、マネーフォワード MEでは、ユーザーの複数口座情報の一元管理が可能。銀行、クレジットカード、証券口座など、各種口座の入出金履歴や利用明細、残高を一括して確認できます。
また、アプリは自動で家計簿を作成し、分析、グラフ化する機能を備えています。これにより、食費や光熱費などのさまざまな支出カテゴリが視覚的に分かり、お金の流れを簡単に把握できるでしょう。
これらに加えて、設定した金額を超える入出金やクレジットカードの引き落とし額が確定した際にはアプリ内通知やメールが届き、お金の動きをリアルタイムで確認できます。
マネーフォワード MEの特徴
- レシートスキャンで手間なくデータ入力
- 複数口座の一元管理機能を搭載
- 家計簿の自動グラフ化で支出状況を視覚的に表示
- 一定金額以上の入出金時にリアルタイム通知
クラシルリワード
クラシルリワードでは日常のアクティビティで、ポイントや電子マネーに交換可能なコインを積み上げることができます。
具体的には、商品購入後のレシート送信数をはじめ、移動距離や特売情報(チラシ)の閲覧数などに応じて、アプリ内でコインを手に入れることが可能です。
また、貯めたコインを用いてAmazonギフト券や楽天ポイント、Tマネー、dポイント、Pontaポイント、nanacoポイントなどを取得できます。さらに、近くのコンビニで利用できるコーヒーやアイスなど、多彩なコンテンツへの引換券も獲得できます。
ただし、移動ゲージを貯めるためには「位置情報の許諾」、チラシゲージを貯めるためには「マイエリア登録」がそれぞれ必要となります。
クラシルリワードの特徴
- レシート送信数やチラシの閲覧数でポイント獲得
- 移動距離でもポイント獲得可能
- コインをさまざまな他社ポイントやデジタルギフトと交換可能
- コインをコンビニで使えるコーヒーやアイスの引換券と交換可能
まとめ
レシートアプリは、日常の買い物レシートを利用して、ポイントを獲得できる便利なツールです。そして、レシートデータを基に家計簿を取ることができ、お金の管理が簡単になります。
本記事で紹介したおすすめのレシートアプリは、個人情報における危険性も少なく、日常の多くのシーンで活用できるでしょう。家計の管理をしっかりと行いつつ、少しでもお得に生活をしたいという人は、おすすめのレシートアプリを使いこなしていきましょう。